3月13日土曜日に、平成21年度の卒園式を挙行しました。
天津に来た時期も、入園した時期も様々ですが、生活や行事をともにした13人の仲間と共に修了証書を受け取りました。
今年度の卒園式は、一年間かけて取り組んだ環境保護をテーマとしました。地球温暖化対策をして、北極の白くまを幼稚園全体で守りました。そんな白くま達が 子ぐまを連れ、大きな氷の上で「そつえんおめでとう」「そしてありがとう」と言っている様子を壁面構成しました。


九河あおぞら幼稚園の卒園式は、いつものスモック姿で始まります。お母さんが毎日洗濯をしてくださったスモック、友達と遊んだり、時にはけんかをしたり、先生に叱られた時に着ていた思い出のスモックを皆さんの前で脱ぎ、ひとりひとり修了証書を受け取ります。


修了証書を受け取る卒園児の凛とした姿は、喜びに溢れていて、とても素敵でした。
式辞では、園長先生も感極まり一瞬声が止まってしまいました。九河国際村の井上総経理は、途中で大号泣。ご来賓の方々や保護者代表の方の祝辞に、園児も感謝の気持ちを持ちながら聞き入っていました。いつもは元気いっぱいの、年長児ですが身動きもせず、お話しを受け止めているのが伝わって来ました。


答辞は、13名の仲間と一緒に感謝の気持ちを伝えます。
どんな思い出があるのか、どんな気持ちを持っているのか話し合いをしながら、子ども達の力で歌を含む20分間の答辞を作り上げました。
生活を重ねるうちに、語彙力の上がった年長さんは、自分の思いを言葉にしたり、字で書くこともできるようになりました。
そして、20分間の起立も上手にこなし、答辞を言うことができました。暗唱だけなら、自分のところを言うだけで、この20分には耐えられないでしょう。しかし、この13名は、気持ちがきちんと出来上がっていましたので、仲間の答辞も聞き、気持ちをひとつにできました。
そうです。場を共有していただけではなく、全員が参加していたのです。

そんな子ども達の様子を見て、保護者の皆様はたくさんの嬉し涙を流されていました。
園児の中にも、涙を流す子どもがいました。「もうちょっとで、なきそう」と、必死に涙をこらえた園児もいました。生まれて数年の幼児期に、嬉し涙を流すまでに心の育った園児を見て、職員一同、これまで子ども達を温かく見守って下さった皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいとなりました。涙を流している園児の後ろで背中をさすっていた宮浦先生が一番涙を流していたのは、言うまでもありません。

九河あおぞら幼稚園は、日本の幼稚園と比べるとまだまだ十分ではないところがあると思いますが、日々の生活経験の中で、豊かな心が育っているのが分かりました。
日々の保育や行事は、保護者の皆様の協力があって成り立っています。降園時には、毎日講評を行います。その日の活動を家族みんなで共有し、温かい会話があり、子ども達の心がここまで成長しました。「ありがとう」の言葉を何回重ねても、伝えきれないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。26名の保護者の皆様、『6年前に生まれた小さなこの命』を、大切に育てて下さってありがとうございました。

最後になりましたが、ご多用中にも関わらず、卒園式にご臨席くださいました来賓の皆様。
朝早くから受付や活動のお手伝いをしてくださった役員の皆様、式の写真を撮影し、素敵な記録を作成して下さったS君のお父様、毎日遅くまで時間を使い、素敵な卒園アルバムを作成して下さったクラス役員の皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
13名のお友達、ご卒園おめでとうございます。みんなのお陰で、とても楽しい幼稚園生活となりました。
26名の保護者の皆様、お子様が行き詰ったとき、是非 九河あおぞら幼稚園の門をたたいて下さい。私たちはいつまでも、この子ども達、保護者の皆様を応援します。
長くなってしまいましたが、最後のホームルームでお話したかった内容をここに記しました。
(若いのですが!)涙腺が弱く、ご挨拶も十分にできず失礼いたしました。
『ありがとうこころをこめて』 卒園児さくら組担任の伊津野でした。