中国では、国慶節(建国記念のお祝い)が終わり、秋らしい日々となりました。
幼稚園周辺は、マンションの建設ラッシュで、資材ごみが毎日のように飛んできます。中でも発泡スチロールが多く、まるで吹雪のよう。
最初は、雪に見立てて粉々にして遊んでいた子ども達ですが、何日経ってもそのままの形で残っていることに気づきました。
「これって、しろくまが こまるやつ?」と質問する園児。今年度は、地球温暖化に関する指導を生活の中に取り入れていますが、こうして自分から気づき、どうしたら良いかを考えられるようになって来ました。
先生:「そうよ。これは発泡スチロールと言って、水には溶けないの」「だから、土に返ることもできないの」
園児:「ほおっておいたら、おそうじのひとがあつめて、もやしちゃう」
園児:「もやしたら、しろくまがこまるよ」
先生:「どうしよう」
園児:「おそうじのひとに、ばれないように、こっそりあつめようよ」
園児:「せんせい、ふくろ ちょうだい」
園児:「よーし、おとこのこ たい おんなのこで、どっちらいっぱいあつめられるか、きょうそうしよう」
路線は変わってしまいましたが、年長と年中組の園児は、九河国際村の中を回り、ゴミを回収しました。広い庭はあっと言う間に綺麗になり、緑の木々や芝や色とりどりの花が、活き活きと見えて来ました。
園児:「ぴかぴか だいさくせんみたいだね」※園児による園内清掃の際に使う表現
園児:「しろくまも たすかるし」
園児:「○ちゃんが、おくちにいれなくなるよ」※近所の赤ちゃん
先生:「今、みんながやったことは、ボランティアって言うのよ」
先生:「ボランティアというのは、自分から進んで、困っている人を助けたり、困りそうなことを先に見つけて、困らないようにしてあげることを言うのよ」
「何より、自分で見つけて、自分から進んでやることが、大切なのよ」
ボランティアの、日本における定義は、本人の純粋な自由意志に基づいた奉仕活動のことと理解しています。男の子と女の子どちらがたくさんの発泡スチロールを拾うことができるかという遊びになってしまいましたが、子ども達は、最後に『綺麗になったこと』『地球温暖化対策をしたこと』『他人のためになったこと』を感想としました。
こうして、幼児期から広い視野を持って、社会貢献について理解してもらいたいと思います。
年長さくら組の伊津野でした。